糖質オフの見える化(3)フリースタイルリブレによる測定結果 詳細

「フリースタイルリブレ」で血糖値の2週間連続測定。

フリースタイルリブレの使い方」、「測定結果 概要」に引き続き、
糖質オフの見える化 第3弾として、測定結果をやや詳しめに報告しまーす。



玄米ご飯

糖質オフも軌道に乗ってきたし、そろそろ緩やかな糖質制限へ移行しようと思い、
まずはGI値の低い玄米ごはんを導入できるものか、血糖値の動きを測定した。


ごはん茶碗1杯のごはん( 150g)はさすがに糖質過多なので、80g から実験開始。ごはん茶碗の半分強の玄米ごはんで、血糖値はどう動くのか?

まずはタイカレー(実験1)。
あえなく撃沈。上昇幅が+65mg/dl で、140mg/dl ラインをなんなく突破。 
ちなみに、黄色い線が血糖値の標準値で70~140mg/dl。赤い線がなんとしても超えたくない  160mg/dl です(☛測定結果 概要)。

実験2は、ほぼほぼ同じ条件で、食前にメタバリアスリムを摂取。上昇幅は変わらず…。

実験3は、タイカレーからふきのおかずに変更。植物繊維の豊富なふきをたくさん食べた後にライスを食べてみたけど、やはり上昇幅はあまり変わらず。

実験4は、玄米ごはんの量を 80g から 50g に削減。おかずは新規にユッケジャン。
おかずはともあれ、たぶん玄米ごはんを減らしたことによって、上昇幅をやや縮小できた。
んん~~、しかし。ごはん茶碗1/3の玄米ごはんって😓。そんな少しの玄米ごはんで、こんなに血糖値を上げてしまうのはもったいないなあ。

実験5。油をからめると糖吸収のスピードをおさえられるとテレビでやっていたので、炒めごはんにトライ。さすがにライス 80g は欲しいよね。くわえて、野菜が足りないのでと追加した野菜スムージー(のオレンジ)の影響もあり、今回最悪の結果に。あれ~~~。

なんだかなあ。玄米ごはんは、費用(血糖値上昇)対効果(満足度)が実に悪い。
少量の玄米ごはんを食べて血糖値を大幅に上昇させ、さらに空腹を満たすために他のメニューにも手を出して、とやっていたらリバウンド必至。

玄米ごはんを日常的に取り入れいるぞ!計画は現実的じゃなかった。





全粒粉と朝食メニュー対決

おわかりですよね。玄米ごはんがダメってことは、全粒粉もダメなんです。
皮(=ふすま=ブラン)だけならOKですが、いくら皮付きでも、白い身の部分を食べちゃダメなんです。米だって麦だって。
GI値がどうあれ、糖質が高けりゃやっぱり、ダメなんですよおお。

今回の実験は、朝食メニューを点検する目的もありました。
そこで、「チアシード入りヨーグルト」と「コーヒー」を同条件として、
その他のパン類を変えることで、比較実験しましたよ。

下表は血糖値の上昇幅順に並べています。たとえば食前の血糖値を 80mg/dl とするならば、上昇幅が 60mg/dl を超えると不適格。欲を言えば、できれば上昇幅を 40mg/dl 以下に抑えたい(まだ減量の道半ばだし)。


さて、ワースト1位が、前回にも報告した、破壊力抜群の笹団子!

その次が全粒粉スコーンと全粒粉パン。
どちらも涙が出るほどおいしかったのだけど、ダメねえ。
なんと、成城石井のスコーン(これも大好物)の方がまだマシって、どういうこと?
血糖値に関して言えば、「全粒粉」にはあまり意味がないようです。

さらに、ローソンのブランシリーズ「バタースティック」と「ドーナツ」も芳しくない。
「バタースティック」なんて、1本で 52mg/dl も上昇するなんて、お腹すいちゃうよう。

やっぱし、ただのブランパンとか、おからで作ったシフォンケーキ+生クリームは間違いない。
もっと食べたいようとひもじい思いをせずに、なんなら倍量食べても血糖値の上昇はたかが知れてる。わたしはそんな食材が好きだ。

ということで、朝食の基本はブランパンかおからケーキ。
変化が欲しくなったら、低糖のシュークリームやロールケーキなどをたまに挟む、という結論に至った。



メタバリアスリムとカロリミット

条件設定の不備により、メタバリアスリムやカロリミットが、どのような条件で、どれほどの効果が見込めるのかはわからなかった。
が、はっきりわかることに、どちらも劇的な効果は見込めない!!

メタバリアスリムの有➝無で、(+は血糖値の上昇幅。かっこ内は血糖値の推移。どちらもmg/dl)

  • 笹団子1個: 「+108(71➝179)」➝「 +74(81➝155) 」
  • 玄米ごはん 80g:「+65(94➝159)」➝「 +65(83➝148)」
  • プチシュー2個:「+12(84➝96)」➝「 +14(62➝76)」
笹団子の場合はそこそこの効果があったように見えるが、玄米ごはんの場合は効果がない。プチシューに至っては、むしろ逆の結果に。
メタバリアスリムの有無というよりは、体調とか、空腹度合いとか、他の条件が血糖値に関わっているのだと思う。
つまり、他の条件を差し置いて、なにがなんでもメタバリアスリムが、摂取した糖質量を半分にしてくれる!みたいな劇的な効果は到底見込めないということがわかった。

「メタバリアスリム」と「大人のカロリミット」の比較もちらっとやってみた。頂き物の高級そうなクッキー(直径 4cm ほど)を1枚食べたところ、
  • カロリミット「+27(82➝109)」vs. メタバリア「+30(80➝110)」 

これも大差ないね。
たまたまカロリミットの方が若干良い数値が出ているが、実験を繰り返せば、おそらく逆転することもあると思う。
つまり、どちらも、それほど劇的な効果は見込めないのだと思う。

iHerb

iHerbで購入する、よさげなものは、予想以上によさげだった。(☛iHerb の my おすすめランキング


5回目だけが間食。アトキンスバーです。たしか、「キャラメルナッツチュー」。
sugar 1g とうたってますが、血糖値の上昇幅は余裕で許容範囲でした。
上のメタバリアスリム実験で、プチシュー2個で 12mg/dl、小さなクッキー1枚で 27mg/dl も上昇したことと比較すると、
たっぷり甘~くて、どっつりお腹にたまるアトキンスバーの上昇幅が 10mg/dl にとどまるのはかなり優秀。
間食に1本いただく程度なら、血糖値に関しては、ノープロブレム🙆

 上表のその他の実験対象は、夕食時にウォッシュチーズとともにいただいたクラッカー系(Finn CrispのSourdough Rye Thins オリジナルなど)と、ナチョスにして食べたBeanitosのビーンチップスです。いずれも、1サービングサイズの分量にとどめました。
たぶん、分量が比較的少ないことと、アルコールを飲みながらゆっくり食していることで、血糖値にはほとんど影響してません。
糖質はソコソコあるけれど、1サービングサイズくらいなら、まったくの許容範囲のようです。
これまでチーズを食べるときのクラッカーを、豆腐から作りおきするのが結構大変だったので、iHerb買い置きで済むのは嬉しい🙆


第1回リブレ測定の結果報告はこれくらいにしておきます。
まだまだ小さな発見はたくさんあったのだけど、また今度。
そのうち、しっかりとした計画を立てて、より有意義な第2回リブレ実験に挑みたいと思いまーす!