今から20年ほど前、アメリカで留学生をしていた時、
風邪気味な感じなので、中華街に漢方の風邪薬を買いに行った。
その時に紹介されたのが Yin Chiao Tablet。
中華街に葛根湯はなかった
そもそも、中華街にまで赴いて、期待していたのは葛根湯のような薬。西洋の薬ほど強烈ではなく、つまり眠気とか鼻づまりといった副作用がなく、
ちょっと体をサポートしてくれるようなゆるやかなサプリメントを所望していたのだ。
中華街の薬屋で「カッコントー」はあるかと尋ねたら、通じなかった。
同行していた友人が、さらさらと「葛根湯」という漢字を書いて見せてくれたがやっぱり伝わらなかった。
(この時の友人は誰だったのだろう?「葛根湯」という漢字をすらすらと書くことができることにすごく尊敬したことを鮮明に覚えているのに、それが誰だったのかを思い出せない。人間の記憶とはそんなものか…😅)
葛根湯は伝わらなかったが、風邪のひき始めに効く漢方が欲しいと伝えたところ、
一押しで Yin Chiao Tablet 👇を薦められた。
Natural Healthy Herbs ホームページより |
中身はこんな感じ。
Natural Healthy Herbs ホームページより |
利いてる感じ
昔は透明の瓶に入っていたんだけどね。いつからか、プラスチックになった。あれ以来、かれこれ20年、ずっと Yin Chiao Tablet を愛用している。
「あれ、ちょっと風邪気味かも」「あした熱出たら嫌だな」「耳の後ろがチクチクする」といった、風邪のひき始めのときに飲んでおくと、本当にかなりピッタリとめてくれている(と思う)。
まあ、こればっかりは、そもそも Yin Chiao がなくても寝れば治るような風邪だったのか、それとも Yin Chiao による効果なのか、を検証することはできないが、
ここ20年間ほど「風邪気味かも➝ Yin Chiao ➝治った」を何度も経験しているので、たぶん Yin Chiao の効果はありだと思う。
先日も、母が、耳の後ろがチクチクするというので、 Yin Chiao を飲ませたら、翌日はすっかりなんでもなくなっていたし。
さらに、眠くなるとか、だるくなるとか、なんら副作用も感じられないので、まあとりあえず飲んでおいて損はないんじゃない、って感じ。
やっぱり Yin Chiao がいい
そんな信頼を置いている Yin Chiao ですが、一度不信感を抱いたことがある。これも結構昔のことだけど、中国語ネイティブのチャイニーズブリティッシュの同僚が風邪気味だというので、すかさず Yin Chiao を差し出したところ、中国で作った薬は何が入っているかわかったもんじゃないので飲んではいけないと、すごい勢いで拒否られた。
え~、中国人にそう言われたらもう、「やっぱりそうなの?中国製は心配なのお?」と一時期、素直に Yin Chiao をやめていた。
日本製の葛根湯に切り替えて、「あっ、風邪ひいたかも」を乗り越えようとしていたんだけど、……
あんまりやっぱり効き目が微妙なので、しばらくしてまた Yin Chiao 復活!やっぱり私には Yin Chiao が安心感大だな~。
どの Yin Chiao がよいのか?
さて、ネットで探すと Yin Chiao Tablet にはいろいろな種類がある。その中でも、Great Wall ブランドのものが王道なみたい、たぶん。あと、sugar coating(=糖衣)の方が断然飲みやすい。ずっと、ちょっとマイナーなオンライン漢方屋さんからGreat Wall ブランドの Yin Chiao Tablet 糖衣をまとめ買いしていたのだけど、
最近 iHerb で売ってる Planetary Herbals の Yin Chiao Classic (冒頭の写真)を試してみたら、なんのことはない、同様の効き目感だった。
レビューを見ても、風邪のひき始めに効果絶大とか、免疫システムをブーストするとか、私の経験と同様な感想が書かれている。
中身はこんな感じ。アメリカの普通のサプリ形状。
でも、よくあるバカでかいのではなく、無理なく飲める大きさでうれしい。
約2600円とちょっと高額だけど、120タブレット入りなので、1タブレットあたり21円(18.5.17現在のレート)。1回1タブレットで1日2回。
通常1タブレットか、多くて2~3日(4~6タブレット)ぐらいで風邪の気配は消えている。
もしくは、服用後に少しでも悪化するようなら、それは Yin Chiao のステージを超えているので、さっさと病院に行って西洋医学で治療した方がよい。
ということで、Yin Chiao は風邪のひき始めのお守りとして、1回あたり20~120円の投資って計算。
ということで、思い起こせばもう20年の付き合い。Yin Chiao Tablet は、わたしにとって、風邪のお守りと化したなあ。